RIZINの地上波テレビ放送の打ち切り理由やフジテレビ撤退はなぜ？

このような質問に答えます。

この記事では、

について紹介しています。

上記の情報が知りたい人は、ぜひ、参考にしてください。

RIZINの地上波テレビ放送の打ち切り理由やフジテレビ撤退はなぜ？

RIZINは、2021年12月31日の大晦日に開催された『RIZIN.33』を最後に、地上波テレビ放送されていません。

RIZINは、2015の立ち上げから大晦日はフジテレビで放送されていました。2015年から2021年の大晦日は必ずフジテレビで放送されており、18時〜23時頃まで放送。その後、ジャニーズカウントダウンが放送される流れでしたが、2021年12月31日を最後にフジテレビでの放送は終了しています。

また、2022年6月19日に開催された世紀の一戦『THE MATCH 2022』は、当初、フジテレビで放送される予定でしたが、様々な理由から放送を中止。結果、PPVでの配信に変わりました。この頃から、RIZINのテレビ放送はなくなっています。

では、なぜ、RIZINの地上波テレビ放送は無くなってしまったのか。フジテレビはなぜRIZINの放送から撤退したのでしょうか。。

まず、結論から言うと、フジテレビがRIZINの放送を辞めた理由については明らかにしていません。

その理由は『RIZIN FF CEO』の“榊原信行”さんが以下のようにコメントしています。

（放送中止には）いくつかの要因が考えられますが、正直なところ現時点では何が最終的な原因になったのか、明確にはわかりません。

引用元：那須川天心vs.武尊──なぜフジテレビは放送を中止したのか？その理由を考察する

上記のコメントは、『THE MATCH 2022』の地上波テレビ放送がなくなった際の緊急記者会見での一幕です。

フジテレビはオフィシャルサイトで「6月19日（日）の「THE MATCH 2022」は、主催者側との契約に至らず、フジテレビで放送しないことが決まりましたので、ここにお知らせいたします。」と発表しているだけで、詳しい理由は公表していません。

そのため、フジテレビが、RIZINの地上波テレビ放送から撤退した理由は明確にはわからない状況です。

よって、ここからは、RIZINの地上波テレビ放送がなくなった理由やフジテレビが撤退した理由について考えられることを紹介していきます。

具体的には以下が考えられるのではないかと思います。

ここから、一つずつ詳しく紹介しますね。

フジテレビの経営悪化

フジテレビは、過去数年間にわたり経営環境の厳しさに直面しています。

広告収入の減少や制作費の高騰、視聴率競争の激化など、様々な課題が経営に影響を与えています。特に、若年層のテレビ離れが進む中で、テレビ視聴率の低下は深刻な問題となっています。これにより、広告収入が減少し、収益が圧迫される状況が続いています。

経営再建のためのコスト削減

フジテレビは経営再建のために、コスト削減を進めています。

視聴率が低い番組や収益性の低いコンテンツは、コスト削減の対象となることが多いです。RIZINの地上波放送も、視聴率が安定せずスポンサー収入が見込めないため、コスト削減の一環として終了する決定が下されたと考えられます。

例えば、フジテレビは過去にも人気番組の終了を決定しています。『めちゃ×2イケてるッ！』や『SMAP×SMAP』などの長寿番組が終了した背景には、視聴率の低下や制作費の高騰がありました。同様に、RIZINの放送も経営再建の一環として終了が決定された可能性があります。

業界全体の変化とフジテレビの戦略

テレビ業界全体が大きな変革期を迎えており、フジテレビもその影響を受けています。

ネットフリックスやAmazonプライム・ビデオなどのストリーミングサービスが台頭する中で、従来のテレビ放送の価値が見直されています。フジテレビは、これらの新しいメディアとの競争に勝つために、収益性の高いコンテンツや新しいビジネスモデルにシフトする必要があります。

視聴率の低下

RIZINの地上波テレビ放送が終了した大きな理由の一つに、視聴率の低迷が挙げられます。

RIZINは、日本国内で一定の格闘技ファンには支持されていますが、視聴率データを見ると、他のエンターテイメント番組と比較して高い視聴率を維持することが難しかったと言われています。例えば、ゴールデンタイムに放送されるドラマやバラエティ番組と比べると、RIZINの視聴率は安定しないことが多かったのです。

視聴率が低いとスポンサーにとっての広告効果も低くなります。スポンサー収入が減少すれば、番組の制作費用や放送にかかるコストを賄うことが難しくなり、放送局にとっては経済的な負担が増します。このため、視聴率が期待できない番組は、放送局にとってリスクが高く、継続することが難しくなります。

フジテレビの派閥問題

ネットの情報ですが、元フジテレビの映像作家、佐藤大輔氏がフジテレビ内にはスポーツ、特に格闘技の放送をあまり良く思わない派閥が存在すると言っていたという意見があります。

実際、Yahoo!知恵袋の情報ですが以下のようなコメントがあります。

元フジテレビの人間だった映像作家の佐藤大輔氏曰く、フジテレビ内にスポーツ、特に格闘技の放送をあまり良く思わない派閥がいるそうです。

引用元：Yahoo!知恵袋

一方で、格闘技に対して前向きな意見を持つ役員もいます。このように、フジテレビ内部では格闘技に対する意見が分かれており、この対立がRIZINの地上波放送終了に影響を与えた可能性があります。

番組編成の難しさ

フジテレビは、多くの視聴者に支持される番組を編成する必要があります。

しかし、格闘技は特定のファン層には人気があるものの、一般の視聴者層には広がりにくい傾向があります。このため、視聴率を重視する放送局としては、格闘技番組を編成することに慎重な姿勢を取ることが多いです。

例えば、フジテレビ内で格闘技番組に対する意見が対立する中で、視聴率の低迷やスポンサー収入の減少といった経済的な理由も加わり、RIZINの地上波放送を続けることが難しくなったと考えられます。

内部の意見対立

フジテレビ内部では、スポーツ番組に対する意見が対立しています。

格闘技を支持する派閥と、反対する派閥の間で意見が衝突し、この対立がRIZINの地上波放送終了の一因となった可能性があります。特に、放送局内での意見対立は、番組編成や放送方針に大きな影響を与えることがあります。

例えば、フジテレビのある部門では格闘技番組の継続を支持していたが、別の部門では反対意見が強かったため、最終的に放送終了という決定が下された可能性があります。このような内部の意見対立が、RIZINの地上波放送終了の背景にあると考えられます。

具体的な事例

他の放送局でも、内部の意見対立が番組編成に影響を与えることがあります。

例えば、ある放送局では、ドラマの制作方針を巡って制作チームと経営陣が対立し、結果的に人気番組が打ち切られた事例があります。フジテレビでも、格闘技番組に対する意見が対立し、その結果としてRIZINの地上波放送が終了したと考えられます。

榊原信行の黒い噂

RIZINの地上波テレビ放送が終了し、フジテレビが撤退した背景には、榊原信行氏に関する黒い噂が影響しているのではないかという意見があります。ここでは、その理由について具体例を交えながら詳しく考察してみます。

榊原信行氏に関する噂

榊原信行氏はRIZINの代表として知られていますが、『週刊ポスト』に掲載された記事によると、彼が反社会勢力とかかわりがあるのではないかという噂が報じられました。この噂は、フジテレビにとって由々しき問題となり、榊原氏や関係者に対する徹底的な身辺調査が行われました。

フジテレビの対応

フジテレビは、放送局として反社会勢力との関わりがある人物や団体と関係を持つことは許されません。

特に、視聴者やスポンサーの信頼を守るためには、厳格なコンプライアンスが求められます。このため、榊原氏に対する疑惑が浮上した時点で、フジテレビは迅速に対応し、関係を見直す必要がありました。

例えば、過去にも他の業界で同様のケースがありました。某芸能事務所に所属するタレントが反社会勢力との関わりを疑われた際、そのタレントはメディアから排除され、事務所も厳しい対応を迫られました。フジテレビも同様のリスクを避けるために、榊原氏やRIZINとの関係を見直したと考えられます。

徹底的な身辺調査

榊原氏に対する身辺調査は、『週刊ポスト』の記事が出る前後に行われました。

この調査の結果、フジテレビは榊原氏に反社会勢力との交際がないことを認識しましたが、疑惑そのものが公になること自体が大きなリスクとなります。視聴者やスポンサーに対する信頼を維持するためには、フジテレビとしてはリスクを回避する必要があったのかもしれません。

例えば、他の企業でも、社員や取引先に関する疑惑が浮上した場合、その疑惑が解消されるまでの間は関係を一時的に見直すことが一般的です。フジテレビも同様に、榊原氏に対する疑惑が完全に払拭されるまで、RIZINとの関係を見直すことが必要だったと考えられます。

RIZINの地上波放送終了の決定

これらの背景から、フジテレビはRIZINの地上波放送を終了する決定した可能性はあります。視聴率の低迷やスポンサー収入の減少といった経済的な理由に加え、榊原氏に対する疑惑がリスク管理の観点からも重要な要素となった可能性がありますね。

例えば、他の放送局でも、視聴者やスポンサーに対する信頼を守るために、疑惑のある人物や団体との関係を見直すことがあります。フジテレビも同様に、視聴者やスポンサーの信頼を最優先に考え、RIZINとの関係を一時的に見直すことが必要だったと考えられます。

フジテレビの撤退理由は『榊原信行の黒い噂』だけではない！

RIZINの地上波放送終了の決定は、必ずしも榊原信行氏に関する黒い噂だけが原因ではないと言えます。実際のところ、この噂が直接的な要因であるとは断定できません。

事実、『RIZIN FF CEO』の“榊原信行”さんが以下のようにコメントしています。

（放送中止には）いくつかの要因が考えられますが、正直なところ現時点では何が最終的な原因になったのか、明確にはわかりません。

引用元：那須川天心vs.武尊──なぜフジテレビは放送を中止したのか？その理由を考察する

フジテレビがRIZINの地上波放送を終了した背景には、いくつかの複合的な要因が影響していると考えられます。その一つとして、フジテレビの経営悪化があります。視聴率の低迷やスポンサー収入の減少がフジテレビの財政状況を厳しくし、コスト削減や収益性の高い番組への集中が求められました。

また、視聴率の低迷も一因です。RIZINは特定のファン層には人気がありますが、地上波全体で高い視聴率を維持することは難しく、これが放送継続の判断に影響を与えた可能性があります。

さらに、フジテレビ内の派閥争いや経営戦略の変更も考慮すべき点です。大手放送局では、内部の意見対立や経営陣の意向が番組編成に大きく影響を与えることがあります。フジテレビ内での意見の違いや経営方針の転換が、RIZINの地上波放送終了の決定に影響を与えた可能性もあります。

このように、RIZINの地上波放送終了には、経営悪化、視聴率の低迷、内部の派閥争いなど、複数の要因が絡み合っていると考えられます。これらの要因が複合的に影響し、最終的に地上波放送終了という決定が下されたのかもしれません。

RIZINに地上波テレビ放送の復活の可能性はある？

RIZINの地上波テレビ放送の復活はゼロではないと思いますが、可能性は低いかと思います。

実際、RIZINは現在、ABEMAやU-NEXTでPPVを販売していますが、それなりに運営は成立しています。つまり、フジテレビの放送がなくても、運営自体は成立しています。

そのため、RIZINとしては、もしかしたら、今ではそこまで地上波テレビ放送にこだわっていない可能性があります。

『THE MATCH 2022』の地上波テレビ放送がなくなった際には、『RIZIN FF CEO』の“榊原信行”さんも、「考えなおしてほしい」とフジテレビにお願いしていましたが、それは2022年の『THE MATCH』での出来事。

あれから2年以上が経過しているので、今は考えが変わっている可能性も十分に考えられるでしょう。それに、PPVの売り上げも順調のようなので、ビジネス的には地上波テレビ放送するよりも、PPVを売った方が儲かりそうですからね。そう考えると、地上波テレビ放送の復活の可能性は低いように感じてしまいます。